統計検定2級、惜しくも不合格、、、、!
2020年1月22日にCBT方式で統計検定2級を受験するも、落ちてしまいました。
勉強始めたのが、2019年12月下旬だったので、勉強期間一ヶ月足らずで受験しました。
(年末年始の帰省等で実際の勉強時間はもっと少ない)
とはいえ、勉強開始から不合格までの過程で得たものは大いにあるので、
"勉強法"、”使った参考書”、”CBT試験に関する情報”、”落ちた理由”等について
みなさんが受験する時に私と同じ過ちを犯さないように発信したいと思います。
追記:2/1に合格したので追記しました、こちらの記事も是非ご覧ください
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【CBT方式】統計検定2級合格!受かった理由や勉強法
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受験結果
見ての通り、不合格でした。
合格点が60点で得点が57点なので、あと一問正解してれば合格だったのですが、、、
とはいっても、不合格は不合格なので何故落ちたのか分析して次回合格できるように対策する必要があります。
セッション2 及びセッション3の正答率が非常に低いですね(40%って、、、)
理由は明確で、後述しますが時間が足りず、後半の問題をまともに解けなかったのです。
その辺りも含めて、これから統計検定2級の試験についてお話ししていきます。
まず統計検定について知らない方もいらっしゃると思うので、その説明からします。
統計検定とは
「統計検定」とは、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。
データに基づいて客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力は、仕事や研究をするための21世紀型スキルとして国際社会で広く認められています。
日本統計学会は、中高生・大学生・職業人を対象に、各レベルに応じて体系的に国際通用性のある統計活用能力評価システムを研究開発し、統計検定として実施します。
統計検定公式サイト参照:http://www.toukei-kentei.jp/about/
近年、ビッグデータがビジネスの場で多く活用されるようになりました。
それに伴い、ビッグデータを活用できる人材を増やしたいという目的もあって、
ビッグデータを分析する”統計”をいう学問に注目が集まっています。
プログラミング等で分析することもありますが、まず基礎的な知識をつける意味もあり
様々な場で統計検定の資格取得が勧められているようです。
統計検定2級について
実施趣旨
統計学は「科学の文法」と言われているように、自然科学、人文科学、社会科学等の学問分野で、実証分析、データに基づいた意思決定等のために用いられています。第4の科学と言われている「データ中心科学」の礎、中核となる理論、手法を提供しています。統計学の知識を利用することにより、仮説に対してデータをもとに検証するという統計的問題解決が行えます。日本においても、統計関連学会連合において、大学における「統計学分野の教育課程編成上の参照基準」が作成されました。統計検定2級は、この参照基準に示されている大学基礎科目レベルの統計学の知識の習得度と活用のための理解度を問うために実施される検定です。
統計検定公式サイト参照:http://www.toukei-kentei.jp/about/grade2/
試験内容
統計検定2級の試験難易度は”大学卒業レベルの知識”だそうです。
なので大学で統計や数学の勉強をした人は、比較的に少ない勉強量で合格できるかもしれません。
ちなみに、合格点は100満点中60点です。
大学基礎課程(1・2年次学部共通)で習得すべきことについて検定を行います。
(1) 現状について問題を発見し,その解決のために収集したデータをもとに、
(2) 仮説の構築と検証を行える統計力と、
(3) 新知見獲得の契機を見出すという統計的問題解決力について試験します。
統計検定公式サイト参照:http://www.toukei-kentei.jp/about/grade2/
ペーパーテスト方式とCBT方式の違い
統計検定には ”ペーパーテスト方式” と "CBT方式" の2種類の受験方法があります。
ペーパーテスト方式
- よくあるペーパーテストの方式
- 主に6月と11月に都市部の会場で開催される
CBT方式
- テストセンターに行き、専用のパソコンで受験する
- 年中好きな日で受験することができる
(申し込み締め切りはテストセンターにもよるが大体一週間前)
私は受けようと思ったのが12月だったこともあり、
6月まで待てないと思い、CBT方式ですぐ受験することを選びました。
必須アイテムと勉強法
必須アイテム
下記2点は必須アイテムです。
他のサイトでは、参考書等も勧められていますが実際に必須なのは下記2つです。
最小限のコストで受験したい方も、下記2つだけは絶対に準備しましょう。
1 . 過去問
まず一つ目は”統計検定2級の過去問6回分の問題集”です。
こちらはペーパーテスト方式の過去問ですが、統計検定の出題傾向や解き方を実際に手を動かして学べるので、CBT方式での受験でしたが購入しました。
これがないと、実際の解き方や出題傾向がわからないため無駄な勉強を強いられる。。。
※CBT方式は試験内容が公開されていないため過去問はありません。
2 . 電卓
続きまして”電卓”です。
統計検定では、電卓がないと厳しい計算問題が多く出題されます。
電卓を使わずに手計算で解いていたら、確実に時間が足りなくなるので必ず用意しましょう。
※使用可能な電卓にもルールがあるので注意が必要です。
使用可の電卓
四則演算(+-×÷)や百分率(%)、平方根(√)の計算ができる一般電卓又は事務用電卓
使用不可の電卓
上記の電卓を超える計算機能を持つ関数電卓やプログラム電卓、電卓機能を持つ携帯端末
統計検定公式サイト参照:http://www.toukei-kentei.jp/about/grade2/
私は下記の電卓を購入して試験に臨み、問題なく受験できました。
勉強法
私が実際に行った勉強法は以下です。
順序に沿って説明していきます。
1 . 統計WEBを一周
資格の勉強をするにあたって、この統計WEBというサイトには本当にお世話になりました。
このサイトでは統計検定2級の出題範囲の情報が網羅されているため、
インプットのために他の参考書は買わなくて良いレベル。
とりあえず、このサイトを一周して統計に関する知識を詰め込みました。
2 . 過去問を6回分解く
統計WEBを一周した後は、統計に関する知識がある程度付いたと踏んで過去問を解きます。
解き始めたは良いものの、最初は全く解けないので安心してください。
私も最初は全然60点に届いてませんでした。数をこないしていくうちに解き方がわかってきます。
3 . 統計検定2級のためのチートシートを眺める
過去問を解いて受験日が近づいてきたら、
統計検定2級のためのチートシートを眺めました。
統計検定2級に必要な公式がまとめられているQiitaのページがあったので、
ありがたく参考にさせていただきました。
1ページに公式がさっと書いてあるので、スキマ時間に眺めるのもオススメです。
試験内容及び落ちた理由
試験内容
まず試験内容ですが、具体的な問題等についてCBT試験は守秘義務があるのでお伝えできません。。。
ただ、ぼやっと出題の傾向的な情報としては
ペーパーテスト方式よりもガッツリとした計算問題は少なく、知識を問う問題が多かった印象。
なので試験対策として
式の意味やそれぞれの検定の方法の意味を理解しておく
ということがオススメです。
落ちた理由
受験を終えての感想ですが、主に下記2点です。
1 . 公式の意味ちゃんと理解してなかった
2 . とにかく時間が足りなかった
1 . 公式の意味ちゃんと理解してなかった
これが大問題でした。過去問を解いている時には雰囲気で「この公式で行けるかな、、、?」みたいな解き方をしていて、たまたま正解していたのですが本番の試験になると、公式の使い方に自信がないため、公式の使い方から解き方までめちゃくちゃ悩みました。
なので、公式の意味を正しく理解して問題を見た時点でどの公式を使えば良いのかわかるようになっておく必要があります。
2 . とにかく時間が足りなかった
上記1番のせいもあって、解き方がわからない問題の時、1問にかける時間がめちゃくちゃ長くなってしまいました。
そのせいで、終盤の問題を解く時間がなく適当に回答することに。
CBT試験では一度解いた問題もあとで解き直すことができるので、わからない問題は一旦飛ばした方が良いと思いました。
本来なら解ける問題を時間が足りず取りこぼすのは勿体ないですからね。
結論 -合格するためには-
これまで紹介した内容のまとめになりますが、統計検定2級に合格するためには、下記のことを実践する必要があると思います。
1 . 電卓、過去問を準備
2 . 公式の意味や使い方を正しく理解
3 . わからない問題は一旦飛ばして、まずわかる問題を全て解く
序盤でもお伝えした通り、現在は統計の知識がある人材が求められていますので、
その基本的な知識の証明となる統計検定2級の資格はオススメです。
私は今回落ちてしまいましたが、上記内容を意識していれば受かっていたと思います。
統計を初めて勉強する方でも一ヶ月ほどあれば合格できると思うので、
とりあえず、勉強を始めてみて自信がついたら受けてみましょう!
追記:2/1日に合格したので、それに関する記事を書きました。是非ご覧ください。
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【CBT方式】統計検定2級合格!受かった理由や勉強法
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